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BURNOUT MAGAZINE KONCEPT


BURNOUTはTHE NASH.見聞録


日本初となるカスタム・カルチャーに特化したフリーペーパーのBURNOUT MAGAZINEは、1999年9月20日に創刊しました。
その当時は、まだ日本にはカスタム・カルチャーの世界以外でもフリーペーパーというものは、まったくといっていいほど浸透してなく、人々はタダで雑誌が手に入るという事に戸惑いを隠せませんでした。
しかし、あくまでも無料で配布するという事にこだわりを持っていた編集発行人のTHE NASH.は、かたくなにフリーペーパーというものにこだわってBURNOUTを作ったのです。

そのコンセプトは、まず世界で起きているカスタム・カルチャーの出来事を、THE NASH.本人の目を通して紹介するという事です。
現地特派員や外部のライターなどは絶対に一切使わず、THE NASH.が直接足を運んだ場所で起こった出来事のみを取り上げるといったスタイルは、一般誌とは完全に一線を画す物で、それは良くも悪くもTHE NASH.の独断と偏見で制作された、いわばTHE NASH.見聞録といって差し支えありません。
また、世界で起こっている事を日本人の読者に伝え、日本で起こっている事を世界の読者に伝えるために、BURNOUTは創刊号から一貫して日本語と英語の2カ国語の記事を掲載する、バイリンガル・マガジンとして世界中の人たちに愛読されています。

そんなBURNOUTの判型は、あえて小さいA5版をチョイスしています。
なぜなら、THE NASH.はBURNOUTを作るにあたり、古き良き時代のアメリカで創刊された、Rod & Custom誌やHOP UP誌などからインスパイアを受け、当時のチープな紙や体裁ですが内容の濃い記事が載っていた創生期の頃の雑誌のようにしたいという、熱い思いが込められいるのです。
それはサイズだけでなく、誌面を作る上で重要な紙質にもこだわっていて、本来ならば世の中で流通しているコート紙と呼ばれる、光沢のあるツルツルの紙がコスト的にも流通的にもひじょうに優れているのですが、あえてマットな質感を持った「マットコート紙」という紙をチョイスする事により、なるべく良い意味でチープな雰囲気を出そうと努力しているのです。
またさらには広告も、一般誌では商品掲載、値段掲載広告が当たり前、というかそれしかあり得なかった時代に、あえて商品掲載、値段掲載広告をNGにし、一般誌とは一線を画す広告スタイルでクライアントたちにもお願いをし、今もそれを貫いています。

それらは全て、一般誌に対するアンチテーゼから来るもので、一般誌というのは全て読者からは雑誌代を取り、広告クライアントたちからも広告代を取るという、二重に代金を搾取しているにも関わらず大した事ない記事しか掲載していなかったり、お世辞にもカッコイイと言えないひどいセンスの広告が掲載されているのを長年見て、THE NASH.自身は「雑誌自体はタダで、しかもこれだけ内容の濃いものを載せているんだぞ!」という反発心の表れでもありました。
元々20歳の頃から、キャル・マガジン(すでに廃刊)を読んで、カスタムの事を勉強し、育ったというバックボーンがあるTHE NASH.は、雑誌というものに対して熱い想いを持っています。
だからこそ、廃刊前の晩年は無能な編集長のせいで中身の無い、くだらない雑誌へと成り下がってしまったキャル・マガジンに対して、ものすごく不満を持っていましたし「読者から金を取るならこれぐらいの濃い内容の本を出してみろ!」という、挑戦的な気持ちからBURNOUTを創刊させたという経緯があるのです。
今となっては良い思い出ですが、創刊当時の1999年には真剣にそう思ってました(笑)

そんなBURNOUTも、20年を迎えます!
現在でも創刊当時と発行部数は変わらず、THE NASH.の都合によって不定期発行というのも変わらずですが、それでもこのBURNOUTを支持してくださる広告クライアントのスポンサー様や、読者の方たちに支えられて、こうして毎号新しい号を出せる事がとても幸せだなと20年やって来れたからこそ感じております。
これからも良い意味でわがままに、そして良い意味で独断と偏見を貫き、日本だけでなく世界中で楽しみにしてくれている読者の方たちのために、このTHE NASH.見聞録であるBURNOUTを生涯続けて行きたいと思っております!

編集発行人
THE NASH.